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 岩屋たけしのメールニュース  
「T's e-mail」<第479号>2012.1.23
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☆岩屋たけしからのメッセージ☆

     「虚心坦懐に重要課題解決に挑むべし。」

こんにちは、岩屋たけしです。

早いもので新しい年もひと月近くが経過しようとしています。よ
うやく正月気分も抜けてきた頃でしょうか。これからが、新しい
年の本格スタートです。心身を引き締め、決意も新たにがんばっ
ていきたいと思っています。

そんな中、いよいよ明日から150日間の会期で通常国会が始ま
ります。今度の国会は諸般の情勢から言っても、今後の日本政治
の行方を大きく左右する、あるいは決定づける国会となるでしょ
う。国政の重要課題を巡って与野党双方に大きな亀裂が生じ、そ
れが次なる政界再編へと発展する可能性もまったくないではない。
いずれにせよ、それぞれの議員にとって極めて重たい決断を迫ら
れる局面が遠からずやってくるだろうと予感しています。

先に民主党の党大会が開催され、昨日、自民党の党大会が開催さ
れました。民主党大会は報道でしか内容を知らないものの、率直
に申し上げて、野田総理と谷垣総裁の双方に感じることは「国家
国民を思っての虚心坦懐さがまだ足りぬ」ということです。発言
内容からして双方ともに「党利」にこだわり過ぎている。「党首
なんだから仕方がない」と言えばそれまでだが、大多数の国民に
してみれば、民主党だろうが自民党だろうが、どっちが選挙で勝
とうがそんなことはどうでもよい。とにかく「問題を解決してく
れ」「将来像を示してくれ」と言っているに過ぎない。両方とも
にその思いにまだ応えられていない。

野田総理が「税と社会保障の一体改革」、それがための「消費税
の増税」に大決心をしていることは伝わってきます。「眼帯」は
余計だが、当初の「安全運転」の頃とは見違えるほどの気迫は感
じられる。なんにせよ、為政者が自らの信念を固く貫こうとする
ことは好ましいことです。が、インターネットなどで野田総理の
過去の演説が揶揄されていたように、もともと民主党のマニフェ
ストとは大きく矛盾する政策であるには違いない。それを提案し
ようというからには、国民に対しても野党に対しても一定の「作
法」が必要なのだと私は思います。

何も難しいことではない。率直に公約の誤りを認め、国民に詫び、
それでもなおかつ国にとって必要な施策なのだと、自分はこれに
命をかけるのだと、だから何とか理解してもらいたいと、自民党
や公明党の考え方もしっかり取り入れさせていただくから是非と
も力を貸してもらいたいと、まさしく誠心誠意をもって懇願すれ
ばよい。そもそも肩をいからせて言うようなことではない。経緯
からして威張って言えた話ではないのだからして、もっともっと
謙虚さと丁寧さが必要なのです。民主党の幹部も野党の姿勢を批
判する前に、まずはその「ことわり」から始めるべきだ。

一方、自民党にしてみれば、もともと二回の選挙を通じて公約に
して戦った政策でもある。民主党が紆余曲折の末に、我々の政策
に接近してきたことは本来、責める前に歓迎すべきことです。な
ぜならば、この種の改革、国民に痛みを伴う改革の実現は、どち
らか一方の力だけではできないからです。「政争の具」にしてい
たのでは永遠にできない。与野党双方が力を合わせる必要がある。
だからこそ、自民党は過去に何度も与野党協議を呼びかけてきた。
「ねじれ」のせいばかりではありません。より多くの国民の理解
が必要な改革だからです。そして、残念ながら、そのたびに、に
べもなく拒否されてきた。

が、いまさら恨み事を言ってみても仕方がない。政権交代から二
年。このテーマに関して二大政党の考え方が揃ってきたというの
は、千載一遇のチャンスだと言うこともできる。こうなれば、お
互いに知恵を出し合い、協議をおこない、一緒に結論を出し、一
緒に国民に頭を下げるしかない。もちろん、経済への影響もあり
ますから、増税の時期や方法については慎重な検討が必要でしょ
う。が、少なくとも方向性は示すことができるはずだ。さもなけ
れば、いつまでたってもこの問題を解決することはできない。政
治が立ち往生している間に、財政が破たんし、この国が「破局」
を迎えることにもなりかねない。

おりしも、欧州の金融危機などの問題が発生し、各国の財政状況
が厳しく問われる情勢となってきました。財政状況の悪さから言
えば、日本のそれは欧州の問題国以上のものがある。いくら「自
前」の借金だからと言って、これ以上、野放図な財政を続ければ、
世界や市場がいつ何どき、厳しい判断をつきつけてくるかわから
ない。しかも、ますます進行していく高齢化社会を支える財源が
このままでは賄いきれなくなることがハッキリしている。たしか
に、どこが政権を取っても、誰が総理になっても放置できない問
題であることは確かなのです。

政治とはよくしたもので、自民党が解決しきれなかった問題は、
あとを受けた民主党が全部背負うことになる。たしかに彼らは二
年前、政権が欲しいばかりに根拠の怪しい政策を並べ立てて国民
の歓心を買った。が、現実はそれほど甘くはない。自民党も、反
省すべき点はあるものの、それほどおかしな政策を遂行してきた
わけではない。全部ひっくりかえそうとしても、できもしないし、
やりきれない。民主党にもやっとそれがわかってきた。だから政
策が接近してこざるをえないのです。だとすれば、双方に責任が
ある。それを虚心に感じるべきです。自民党にはその責任感が欠
けている。目下のところは、そう言われても仕方がない。

仮に、何も決めることができずに解散総選挙を迎えた場合、民主
党も自民党もいったい何を訴えることになるのか。野田総理は
「税と社会保障改革選挙」と唱えるに違いない。世間は「消費増
税選挙」と呼ぶでしょうか。いずれにせよ、民主党は「推進派」
と「反対派」に分かれることになる。対する自民党は「消費税増
税は必要だが、民主党には任せられない(?)」と言って戦う以
外にない。その他の政党は概ね反対に回るでしょう。そこへ「維
新の会」やら「減税日本」やらが参入し「民主も自民も駄目だ!」
と言ってくるに違いない。下手をするとそこが民意をもっとも吸
収しかねない。消費増税を唱えた勢力が敗れれば、その後、もは
や同種の提案はできなくなる。結果、今よりもっと「モノが決め
られない政治」が出現する。それは断じて避けなければなりませ
ん。

目下のところ、自民党は「与党がまず閣議決定をして国会に法案
を出してこい。しからば国会で堂々と議論しよう」と言っていま
す。それはそれでよいが、それも「解散に追い込むための方便」
なのだとしたら厳しく批判を浴びるだけになる。議論するなら結
論を生みだす努力をしなければならない。国会で議論するだけで
は簡単に合意が成立するはずもないのだからして、当然、国会審
議と並行してなんらかの与野党の協議の場を設置する必要が出て
くる。そして、協議をするからには何としても結論を導くという
決意をしていなければ意味がない。その決意を我々もすべきだ。
私はそう思います。

以上が国会開会を目前に控えた私の率直な心境です。自民党は与
党復帰に躍起になるばかりに、国家の大局を見失ってはならない
と思います。自民党が野党でなければできない改革をやり遂げる
ことこそが政権復帰への近道。そうなれば、国民がほっといても
やがて我々を政権に戻してくれる。私はそう信じています。まず
は党内でこの思いをしっかりと訴えていく所存です。皆様の倍旧
のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

ではまた。寒さが増しています。くれぐれもご自愛ください。
   
        
                  衆議院議員 岩屋 毅
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《編集後記》
皆様こんにちは。いよいよ明日から第180会通常国会が召集さ
れます。多くの課題を抱えた重要な国会になると思いますが、是
非とも実りある議論を展開して欲しいと思っています。
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